オリジナルの「のび台」になるまで

オリジナルの「のび台」になるまで

まだ「知られていなかった頃」の話

おかげさまで、のび台は販売開始5ヶ月で累計出荷8,000台を突破しました。

今では多くの現場で「あの作業台」として名前を挙げていただけるようになりましたが、発売当初はまったくの無名。

誰にも見つけてもらえない、ゼロからのスタートでした。

私たちがのび台に出会ったのは、ある海外展示会でのこと。
そのとき見つけたのは、伸縮構造を備えた誰でも仕入れられる既製品の作業台。

現場経験のある私たちは、見た瞬間に「これは現場で使える」と直感しました。

すぐに仕入れ、テスト販売を始めましたが、世間の反応は冷ややかなものでした。
売上はほぼゼロ、検索にも引っかからず、知名度もない。

展示会で感じた手応えと現実とのギャップに、戸惑いと不安が募りました。

それでも、「この台は必ず現場に必要とされる」と信じて、地道に広げる努力を続けました。



フォロワー0からのスタート。最初の投稿がくれた勇気

Instagramアカウントを開設し、まず行ったのはモニター募集。

「とにかく使ってほしい。現場の声を聞きたい」

その一心で、無償提供、インスタ投稿を条件にSNSでの紹介をお願いしました。

ストーリー?フィード?リール?
何が効果的かも分からない中、1つ1つ投稿し、DMを送り、手探りで情報を発信し続けました。

そんな中、初めてのDMが届きました。
「興味あります!」「現場でこういう台、探してました」

気づけば、50名以上の職人さんたちがモニターに手を挙げてくれました。
全員にお届けすることはできなかったものの、想像を超える反響に驚き、励まされました。

そして、タグ付けされた初めての投稿。
リアルな現場写真、実際の使い心地。
その1枚1枚が、のび台の原点となりました。



投稿に詰まっていた「現場の声」が、改良のヒントになった

モニターの方々が投稿してくれた感想には、私たちが気づけなかった現場のリアルが詰まっていました。

「不整地だと使えない」
「3×6ベニヤがちょっと跳ねるな」
「あともう少し低いと、もっと使いやすい」

こうした声をひとつひとつ記録し、改善点として整理。
開発中の試作品に反映させることで、製品は少しずつ現場向けの道具として進化していきました。

ここで私たちは大きな決断をしました。
既製品のままでは、現場の要望に応えきれない。
だったら、自分たちで一からつくろう

海外展示会での出会いを起点に始まったOEM販売は
ここから完全オリジナルの「作業台」へと、方向を変えていくことになります。



現場から生まれる、のび台の“選べる進化”

現場からの声を反映して誕生した初代のび台。
その後も改良は止まりませんでした。

サイズ、カラー、仕様――
すべて、大工の正やんやSNSやDMで届いた職人さんの声がきっかけで生まれたものです。

「ちょっと大きすぎる現場もある」
「他の道具と並べたときに色を合わせたい」
「高さ調整は必須」
「もっと長いものを載せたい」

私たちは「増やすこと」ではなく「選べること」を意識して開発を続けています。
その結果、今ではのび台は複数サイズ・複数カラーで展開するようになりました。

「また出たの!?」というお声も、実はとても励みになっています。
ストーリーやDMでいただいたご意見から実際にカラーが決まったこともあり
これからも皆さまと一緒に育てていけるブランドでありたいと思っています。

もちろん、初回モデルを選んでくださった皆さまへの感謝と責任も忘れていません。

ご購入時期に関わらず、すべてのお客様にとって長く頼れる存在であるよう、
今後もしっかりとサポート・対応を続けてまいります。



設計だけじゃない。「のび台像」を育てたのは現場の発信

のび台の投稿が増えていく中で、共通して見えてきたキーワードがあります。

「意外とガッチリしてる」
「アジャスターが便利」
「積み重ねるとちょうど良い」
「休憩、食事テーブルとしてもいける」

職人さんが感じたままを発信してくださった、生の言葉です。

なかでも「ガッチリしてる」は、何よりも重みのある一言でした。
強度計算では伝わらない信頼感が、この言葉には込められていました。

のび台の耐荷重は300kg~1000kg荷重をかけるほど安定するのが実感できると思います。

不整地では必ず平行になるよう高さ調整してください。
構造上、ねじれの力にはとても弱いです。

のび台というブランドのイメージは、そうした職人さんたちの発信によって形作られてきたのです。

私たちは、のび台の設計者でありながら、価値を育ててもらっている共創者のひとりにすぎません。



SNSから実店舗へ。共感が信頼を生み、広がっていった

投稿が増えたことで、のび台を知る職人さんも徐々に増えていきました。
「現場で使ってるあの人が紹介してたから」「投稿の写真を見て安心できた」――そんな声をたくさんいただくようになりました。

商品を広めてくれたのは、広告だけでなく、現場で働く職人さんのリアルな声でした。

そしてその声は、やがて実店舗にも届きます。
「Instagramで見たから来ました」
あの台ありますか?とお客様から問い合わせがありました」

金物屋さんや建材店など、現場と密につながる店舗様での取り扱いが関西圏を中心に30店に迫る勢いです。

SNSとリアル店舗、それぞれの現場で、のび台は確実に“選ばれる道具”になっていったのです。

販売開始当初は、ご注文に対して生産が追いつかず、やむを得ずお断りさせていただく場面もありました。

現在は少しずつではありますが、安定してご提供できる体制が整いつつあります。

お取り扱いをご検討いただける商社様・店舗様からのご連絡を、心よりお待ちしております。


作ったのは私たち。育ててくれたのは職人さんたち

のび台という作業台を“設計した”のは、たしかに私たちです。
けれど、それを現場で信頼される“道具”に育ててくれたのは、間違いなく職人さんたちでした。

Instagramで日々投稿してくださる方。
使い方を丁寧に伝えてくれた動画クリエイターの方。
「ここがもう少しこうなら」と、気づきを送ってくださる方。

その一つひとつの発信が、のび台を成長させ、次の改良へと導いてくれました。

現場からのリアルな声が、私たちの原動力です。
これからも“現場とともに育つ道具”として、のび台を一緒につくっていけたら嬉しいです。


そしてこれから

のび台は、海外展示会での出会いから始まり、職人さんたちの声によって、
“ただの既製品”から“完全オリジナルの道具”へと生まれ変わりました。

そしてこれからも、現場の声とともに育っていくブランドでありたいと思っています。

次の改良も、次のモデルも、きっとまた皆さんの投稿やDMの中にヒントがあるはずです。

引き続き、現場で使ってみて感じたことがあれば、どんな小さなことでも構いません。
お気軽にDMください!要望、お待ちしています。

今後とも、「のび台」をどうぞよろしくお願いいたします。

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